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SUPER GT RACE REPORT

2016年 SUPER GT 第2戦 FUJI <予選>

2016年5月3日(火) Qualify 予選
ZENT CERUMO RC F#38 立川祐路/石浦宏明
公式予選総合結果3位(1分27秒960)
< 公式予選 > 天候:曇り|コース状況:ドライ

2016年 SUPER GT 第2戦 FUJI <予選> 想定外のフィーリングの悪さから苦戦を強いられつつも、6位フィニッシュでポイントを獲得した開幕戦岡山を終え、LEXUS TEAM ZENT CERUMOはホームコースである富士スピードウェイでの第2戦に臨んだ。ここ富士では、3月26〜27日に行われた公式テストでは1日目のトップタイムをマークするなど「すごくフィーリングがいい」とドライバーが口を揃えるコース。岡山での不調の対策も施され、万端の体制で富士に入ったチームは、リラックスした様子で月曜日の準備を終えた。

 明けた5月4日(水)の予選日は、晴天のもとスタンドを多くのファンが埋めるなかで午前9時から公式練習がスタートしていった。LEXUS TEAM ZENT CERUMOは、公式テストで得た好フィーリングを確認しながら、3月からの気温や路面温度の変化にマシンを合わせ込むとともにタイヤのチェックを行い、立川祐路と石浦宏明が交代しながら35周を周回。立川は1分29秒395というベストタイムをマークし、石浦は1分29秒092をマーク。石浦のタイムにより3番手で公式練習を終えた。

 二人ともが確かな感触を得て臨んだ午後2時50分からのGT500クラスのQ1。気温19度、路面温度27度と午前に比べ気温は上がったが、風が強く、ストレートに追い風が吹くコンディション。LEXUS TEAM ZENT CERUMOは石浦をアタッカーに据え、予選Q1に臨んだ。他車がコースインしはじめた直後、残り7分というところで石浦はゆっくりとコースへ。2周のウォームアップをこなししっかりとタイヤを温め、アタックへ向かっていった。

2016年 SUPER GT 第2戦 FUJI <予選> 石浦はアタック周、1分28秒305という好タイムをマークするが、このQ1ではライバル勢がさらに好調で、石浦はLEXUS RC F勢のトップにつけるものの、トップには及ばず。Q1は4番手で終えた。ただ、しっかりとQ2の立川にバトンを繋ぎ、ポールポジションへの望みを託すことになった。

 午後3時35分からスタートしたQ2。立川がZENT CERUMO RC Fに乗り込み、Q1と同様残り7分というタイミングでコースに向かっていった。立川は1分30秒591、さらに翌周には1分28秒210とタイムを刻んでいくが、ライバル勢は27秒台をマークしている。ピットから立川に、「もう1周いって!」とさらなるタイムアップを要求した。

 立川はフロントロウを得るべくさらにZENT CERUMO RC Fのポテンシャルを引き出していき、翌周にはチームの期待に応え1分27秒960へ! 惜しくもライバル2台には届かなかったものの、予選Q2を3番手で終えることに。ZENT CERUMO RC Fはホームコースで勝利を狙える2列目グリッドを獲得してみせた。

 4日(水)の決勝レースは、500kmという長丁場のレースだけに、チームの総合力が問われる。LEXUS TEAM ZENT CERUMOは今季初勝利に向け、一丸となって決勝レースに挑んでいく。


ドライバー/立川 祐路
「予選順位としてはまずまずの位置にいると思いますし、LEXUS勢のなかでもトップタイムをマークすることはできましたが、ライバルとの差を考えると今日は苦しい状況だったとも言えるかもしれません。とは言え、2列目という位置は決勝レースに向けて望みがあると思っています。同じブリヂストンタイヤでも、12号車GT-Rとはタイヤ選択が違うものなので、決勝でどちらが優位になるのかを期待したいと思っています。今回は岡山でのレースで厳しかった部分を対策したタイヤでもあるので、レースでうまく機能してくれると思います」

2016年 SUPER GT 第2戦 FUJI <予選>ドライバー/石浦 宏明
「公式テストからは路面温度の変化もあり、アジャストが必要な部分もありましたが、午前の公式練習から調整をしていき、どんどんクルマは良くなっていきました。フィーリングは悪くなく、いいタイムを刻むことができたとは思いますが、想定していたよりもライバルが速かったですね。僕たちが持ち込んだタイヤ等の状況を考えると、ベストを尽くすことができたと思っていますが、ライバルの速さに立ち向かうべく、決勝レースに向けてさらに全力を尽くしていきたいと思います」


2016年 SUPER GT 第2戦 FUJI <予選>監督/高木虎之介
「結果的にQ1の時点で3番手か4番手かと思っていましたが、うまく3番手を獲得することができました。ただ、ライバル勢も調子がいいですからね。とくに1号車はあのウエイトでのタイム(4番手)ですから。明日も苦しいレースになるかもしれませんが、得意の富士スピードウェイなので、なんとか上位でフィニッシュしたいと思います。決勝レースはコンディションも難しそうですし、500kmという長丁場なので、最後に表彰台以上はもぎ取りたいと思っています」