1. HOME > 
  2. SUPER GT > 
  3. 2026年第8戦

SUPER GT RACE REPORT

2026年 SUPER GT 第8戦 MOTEGI <予選・決勝>

2026年11月8日(日)
KeePer CERUMO GR SUPRA#38 大湯 都史樹/小林 利徠斗
予選結果 8位 決勝結果 4位

 

2026年 SUPER GT 第8戦 motegi 11月7日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われた第3戦では、公式予選からタイヤのパフォーマンス発揮に苦しみ、2025年のような活躍をみせることができないまま、暫定11位でレースを終えることになったTGR TEAM KeePer CERUMO。課題解決に向けてチームは深夜まで作業を行い、一夜明けた11月8日(日)の第8戦に臨んだ。

 今季のシーズンラストレースであり、多くのファンが訪れるなかTGR TEAM KeePer CERUMOは好結果を残すべく、午前10時15分から行われたGT500クラスの公式予選に臨んだ。この日も変則的な15分のみの計時予選のスタイルで、KeePer CERUMO GR Supraは大湯都史樹をアタッカーに据えた。

 大湯はKeePer CERUMO GR Supraを駆り、2周連続でのアタックを展開していったが、ベストタイムは1分37秒106というもの。結果は8番手となった。

2026年 SUPER GT 第8戦 motegi 「前日の第3戦の予選よりは良かったのですが、問題が明確に解決したわけではありませんでした」と大湯が振り返るように、パフォーマンスのピークを出し切れない状態が続いてしまっていた。この状況を打開すべく、短いインターバルの中でエンジニアたちは課題解決に向けて作業を進めていった。

 公式予選終了後、3時間30分のインターバルで迎えた第8戦の決勝レース。KeePer CERUMO GR Supraのスタートドライバーは第3戦に続き小林利徠斗が務めた。気温17度/路面温度23度というコンディションで始まった決勝レースでは、まずは小林は8番手とグリッドどおりの順位でオープニングラップを終えたが、直後に2台のGT300車両のストップにより、この日もレースはセーフティカーランとなった。

 リスタート後、GT500クラスはタイトル争いを展開するトップ2が逃げていく一方、3番手以下は僅差の争いとなる。小林のKeePer CERUMO GR Supraは、8番手のまま6台ほどの集団のなかで序盤戦を進めていった。

 

序盤は緊迫する展開のなかでレースが進められていくことになるが、13周目には#12 Z NISMO GT500に、14周目には#39 GR Supraに隙を突かれ、KeePer CERUMO GR Supraは10番手に後退する。一方で、16周目にはペースが落ちてきた#64 HRC Prelude-GTをかわすなど、小林はアップダウンの激しいレースを戦っていった。

2026年 SUPER GT 第8戦 motegi そんな展開の中、19周を終えTGR TEAM KeePer CERUMOは小林をピットに呼び戻した。他にもGT500クラスは5台がピットに入っていたが、ここでチームは、前日から検討していたフロントのみの二輪交換という作戦を採り大湯を送り出した。第3戦でも複数チームがタイヤ交換本数を減らす作戦を採っていたが、うまくいかなければ急激なペースダウンに見舞われる。リスクもある作戦だった。

 しかし、レース中盤から大湯のペースは良く、#8 HRC Prelude-GT、#12 Z NISMO GT500と接近戦を展開しながらレースを進めていくと、全車がピットインを終えると8番手へ。さらに大湯はペースを上げ、38周目に#8 HRC Prelude-GTをかわし7番手に浮上すると、40周目には#14 GR Supraをかわし6番手へ。42周目には#23 Z NISMO GT500をかわすなどその勢いは留まるところを知らず、一気に表彰台圏内も見据えた。

 ただ#23 Z NISMO GT500をかわした直後、ヘアピンでGT300クラスの表彰台争いの集団をかわそうとした際に、1台がKeePer CERUMO GR Supraのリヤにヒット。大湯はスピンしてしまった。幸いロスは最小限だったが、苦労して抜いてきた4台にふたたび先行されることになった。

 大湯はその後もプッシュを続け、46周目に#36 GR Supraがストップすると7番手に。さらに49周目にはふたたび#14 GR Supraをパスし、KeePer CERUMO GR Supraは最終的に6位でチェッカーを受け、レース後1台がペナルティで40秒加算、さらに再車検の結果1台が失格になったことから、KeePer CERUMO GR Supraは4位で最終戦を終えることになった。表彰台も可能な戦いだっただけに悔しさも残るが、攻めたレースでシーズンを締めくくり、来季の戦いに繋げた。

2026年 SUPER GT 第8戦 motegiドライバー/大湯 都史樹
「終盤のヘアピンでの接触は残念でした。せっかく抜いてきたものが振り出しに戻ってしまいましたからね(苦笑)。あれがなければ表彰台に乗れたかもしれません。ただ決勝レースの僕のスティントははじめは苦戦するときもあったものの、それ以外はすごく安定したペースを築くことができました。抜いていくレースをみせることができたのは良かったですし、見せ場が作れたのではないでしょうか。この熾烈な争いのなかで、ああいうオーバーテイクができたことはすごくポジティブに捉えています。来季に向けても、このチームとして良いところ、悪いところと課題がしっかり見つかったと思います。今季はベースとして安定したシーズンを送ることができましたし、こうして上位争いができるパフォーマンスをみせられたのは良かったです。とはいえ来季に向けて、3メーカーの争いもより激しくなると思います。その中で、よりアグレッシブなレースをみせられると思っているので、引き続き応援していただければ嬉しいですね」

2026年 SUPER GT 第8戦 motegiドライバー/小林 利徠斗
「決勝レース序盤は前についていくことができていたものの、抜きにいく余力がありませんでした。またGT300に引っかかるタイミングで、僕のドライビングもセットアップもいろいろと噛みあわなくて、抜かれてしまったシーンがありました。純粋なペース不足が原因ではないのですが、いろいろ反省点はあったと思います。また、大湯選手に交代してからは二輪交換にも関わらずすごくペースが良かったので、何が理由なのかしっかり見直したいですね。最初からあの走りができていたのであれば、もっと良い順位だったと思うので。来季はタイヤも変わりますが、クルマやレースの構成は変わらないと思います。今季、GT500クラスで一年間戦ったことでいろいろ学んだことも多いですし、まだまだ未熟な部分も多いのですが、今後に向けて準備していきたいですね。今季はルーキーイヤーで本当に大変で、苦しいところも多かったのですが、大変さを身をもって感じましたし、このレベルの中でレースを戦うことで感じるところも多かったので、もっともっと頑張りたいな、と思いました」

2026年 SUPER GT 第8戦 motegi監督/立川 祐路
「今日は公式予選では昨日から大きく状況を変化させることができず、上位を狙ったものの8番手となりました。ただ、レースではそこから追い上げようと、戦略を含めてトライを行っていきましたが、苦しい状況のなかで最大限やれることはやれたと思います。二輪交換という作戦もうまくいったと思いますし、タイヤが本来苦しくなるところを、大湯選手が頑張って良いペースで走ってくれました。ただ、今日のレースもそうですが、シーズンを通しての成績もトップを争うためには一歩足りていなかったということだと思います。来季はタイヤもワンメイクになりますし、今シーズンとは大きく変わることになります。その変化にうまく対応し、来年は最後までチャンピオンを争えるような戦いをしたいと思います。一年間、TGR TEAM KeePer CERUMOへのご声援ありがとうございました」