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SUPER GT RACE REPORT

2026年 SUPER GT 第5戦 SUZUKA <決勝>

2026年8月23日(日) Final 決勝
KeePer CERUMO GR SUPRA#38 大湯 都史樹/小林 利徠斗
決勝結果5位

 

2026年 SUPER GT 第5戦 suzuka公式練習で不運なクラッシュに見舞われてしまったものの、公式予選までにしっかり修復を行い、小林利徠斗が初めてGT500車両で走る鈴鹿サーキットにも関わらず、大健闘の予選7番手につけることになったTGR TEAM KeePer CERUMO。公式練習からKeePer CERUMO GR Supraのフィーリングは良く、追い上げを期して8月23日(日)の決勝日に臨んだ。

 この日も鈴鹿サーキットは朝から雲が多かったものの晴天で、気温は30度を超える汗ばむ陽気。午後1時30分から行われた決勝レースを前に夏空が広がり、気温34度/路面温度49度というコンディションのもと決勝の火ぶたが切って落とされた。

 KeePer CERUMO GR Supraのスタートドライバーを務めることになったのは、前日初めてのドライブを果たしたばかりの小林。ただGT500クラスでの戦いも4戦目。レース序盤から前に離されることなく、きっちりと7番手を守りながらレースを展開。タイトな鈴鹿ながらGT300クラスのラップダウンもかわしながらレースを進めていった。

 ただ、レース序盤こそ安定した走りをみせていた小林だが、10周目には#24 Z NISMO GT500にオーバーテイクを許すなど、激しいバトルに巻き込まれていく。一方で、序盤小林の前を走っていた#19 GR Supraがスローダウンを喫したことで、ふたたび順位は7番手に。僅差の争いのなかで、小林はしっかりと戦いを続けていった。

2026年 SUPER GT 第5戦 suzuka そんな中、16周目にはNIPPOコーナーでGT300クラス車両がコースオフを喫したことで、レースはフルコースイエローが導入された。翌周にはすぐに解除されることになったが、その直後からGT500クラスでは続々とピットに入る車両が出てきた。

 KeePer CERUMO GR Supraは、この展開のなかでピットインを遅らせ、クリアになったコースをプッシュするオーバーカットと呼ばれる作戦を採る。小林はピットイン前にプッシュを続け、20周までスティントをこなしピットイン。大湯都史樹に交代した。

 TGR TEAM KeePer CERUMOは若き小林の頑張りを結果に繋げようと、抜群のピット作業を行い大湯を送り出した。大湯はアウトラップで、先にピットインし後続から迫った#24 Z NISMO GT500を抑えるバトルを展開。この努力が実り、KeePer CERUMO GR Supraはコースに戻ると実質の6番手となり、#23 Z NISMO GT500、#12 Z NISMO GT500に挟まれながら、3台のバトルを続けていくことになった。

 

2026年 SUPER GT 第5戦 suzuka スティント序盤こそ大湯は#23 Z NISMO GT500にピタリと続き、ペースに優りオーバーテイクを仕掛けていったものの、レース終盤は少しずつその差が開いていってしまう。逆に#12 Z NISMO GT500とも差が開き、大湯は単独走行となっていった。

 上位陣はほぼ順位が決したと思われたレース終盤の47周目には、130RでGT300車両がクラッシュしてしまう。即座にフルコースイエローが導入され、さらにセーフティカーに切り替えられることになったが、そのままレースは再開されないままフィニッシュ。KeePer CERUMO GR Supraは5位でレースを終えることになった。

 表彰台には届かなかったが、公式練習でのクラッシュからの悪い流れを考えればしっかりとリカバリーを果たしたと言えるが、逆に表彰台に届きそうなレースを逃してしまったとも言える。今回得た手ごたえを繋げたい9月の第5戦SUGOは後半戦の幕開けともなる一戦。チャンピオン争いに踏みとどまるためにも、重要なレースとなる。

2026年 SUPER GT 第5戦 suzukaドライバー/大湯 都史樹
「今週末は公式練習から流れが悪い中ではありましたが、戦略とピット作業、さらにアウトラップでの頑張り、そして他のオーバーカット組をうまく抜くことができ、順位を上げることができました。とはいえ、僕のスティントでは#23 Z NISMO GT500に詰まってしまったりと、流れが悪い影響が響いてしまったとも思いますね。もう少しやれることもあったと思いますが、公式練習でデータが採れていないこと、鈴鹿というコースが38号車としてあまり得意としていなかった状況から考えると、進歩や手ごたえを感じることができた週末でした。とにかく予選までがもったいなかったですね。もう少し上位で戦う姿をお見せできたと思います。今回の結果でランキングも少し下がってしまったと思いますし、ライバルたちがすごく速くなっています。前半戦で足踏みしてしまっているところを、次戦のスポーツランドSUGOで巻き返す必要があると思っています。予選はもちろん、決勝でも課題はあると思っているので、今回のレースから紐解いて次戦に繋げたいと思います」

2026年 SUPER GT 第5戦 suzukaドライバー/小林 利徠斗
「スタート直後はあまりウォームアップが良くなく、少し苦しかったですね。またクルマのセットアップ自体は良かったと思うのですが、オーバーテイクにいくまでには至らなかったので、その点は課題だと思っています。単独で走っていても問題はないものの、集団に引っかかったり、タイミングが合わないとき、フルコースイエロー明けなどで抜かれてしまったので、その点は反省点です。大湯選手のアウトラップの守りなどは本当にすごいと思ったので、見習いたいですね。もっと成長したいです。今回は5位という結果ではありましたが、ポイントとしては上位と差が縮まっていませんし、今回は何かが違えば3位表彰台も見えていたと思います。GR Supra勢の最上位ではあるものの、もっと上が見えていたはずです。自分たちとしても、さらなる高みを目指さなければと思いました」

2026年 SUPER GT 第5戦 suzuka監督/立川 祐路
「レース序盤から小林選手が粘り強く戦ってくれましたが、ピットの戦略としては事前の予定どおり、オーバーカットする作戦に出ました。それがうまくいき、ポジションアップできたと思います。序盤はなかなかオーバーテイクまで至らなかったので、作戦面で順位アップに繋げられたのは良かったですね。またアウトラップで大湯選手が後続を抑えてくれたので、そこは大きかったです。レース後半はなかなか順位を上げるには至りませんでしたが、公式練習から流れが厳しいなかで、5位という順位で終えることができたのは前向きに捉えたいと思っています。次戦はさらに上位で戦い、優勝争いができるように頑張っていきたいです。応援ありがとうございました!」