2026年5月4日(月) Final 決勝
KeePer CERUMO GR SUPRA#38 大湯 都史樹/小林 利徠斗
決勝結果13位
予選4番手と惜しくもポールポジションには届かなかったものの、3時間の決勝レースに向けて好位置につけることができたTGR TEAM KeePer CERUMO。明けた5月4日(月・祝)の決勝日、事前の天気予報では雨の予想もあったものの、荒天は夜半のうちに過ぎ去り、晴天に恵まれた。ただ、非常に風が強い状況で、午後2時から始まった決勝レースは気温24度/路面温度43度というコンディションとなった。
5万300人という大観衆が見守るなか、KeePer CERUMO GR Supraのスタートドライバーを務めたのはGT500クラスでは初めてのスタート担当となった小林利徠斗。大きなプレッシャーがかかるシーンではあるが、きっちりとスタートをこなすと、まずはオープニングラップを4番手で終え、前を走る#23 Z NISMO GT500をピタリと追っていった。
小林は7周目にGT300クラスの集団が前に出はじめるも、これもしっかりと処理。周囲にGT300クラスの車両がいなくなると、#23 Z NISMO GT500とのギャップを縮めていった。隙あらばオーバーテイクをみせるチャンスも十分にある。小林は機をうかがい、14周目のパナソニックコーナーで#23 Z NISMO GT500のインを狙った。
しかし、ここで小林はわずかに挙動を乱してしまい、#23 Z NISMO GT500のリヤにヒットしてしまった。#23 Z NISMO GT500はたまらずスピンを喫し、これで小林にはドライブスルーペナルティが課されてしまった。26周を終え小林はペナルティを消化すると、11番手でコースに復帰。33周目には#19 GR Supraをかわし9番手に戻すと、43周を終えピットイン。ファーストスティントを終えた。
ここでチームは迅速な作業をみせ、先にピットインしていた#39 GR Supraを先行するなど、小林から交代した大湯都史樹を後押しする。大湯もその仕事ぶりに応え、43周目に#37 GR Supraのストップにより導入されたフルコースイエロー(FCY)の後、追い上げを開始。5番手を走る#16 HRC Prelude GTを追っていった。
大湯はその後も粘りの走りを続け、71周を終え二度目のピットインを行ったが、その後序盤の小林のスティントで接触した際の左フロントのダメージが大きくなりはじめてしまった。大湯は#16 HRC Prelude GTを先行していたものの、84周目には後方から近づいた#16 HRC Prelude GT、#24 Z NISMO GT500の先行を許してしまうことに。左フロントタイヤにカウルが干渉してしまっており、ペースダウンは避けられなかった。
その後も86周目には、大湯は#12 Z NISMO GT500の先行をあっさりと許してしまい、これ以上はコース上には留まれないと判断。そのままピットインした。チームはピットレーンでガムテープを使いKeePer CERUMO GR Supraの補修を行ったものの、再コースインは叶わず。昨年優勝を飾った第2戦富士は、KeePer CERUMO GR Supraにとって悔しい一戦となってしまった。
着実なスピードはある。しかしそれを結果に結びつけ、表彰台の頂点を得るためには確実に相手を制し、KeePer CERUMO GR Supraを無事にフィニッシュに運ばなければならない。この悔しさを晴らすためには、今回得た多くの経験を活かし、結果を残すしかない。2026年のSUPER GTはしばらくインターバルがあくが、ふたたび富士スピードウェイで行われる8月の第4戦で、TGR TEAM KeePer CERUMOはリベンジに臨む。
ドライバー/大湯 都史樹
「決勝レースでは第2スティントから担当することになりましたが、はじめは耐えることができていたものの、どんどんクルマの状態がひどくなり、第3スティントではSUPER GTのスピードで走ることができなくなってしまいました。その要因となったのは、小林選手が接触してしまったところから始まっているのですが、GT500クラスのクルマはちょっとした接触に対してもシビアですし、走るほどにダメージが広がってしまうところもあるので、仕方ないと思います。小林選手は攻めたからこそああいうアクシデントになったと思いますし、自分の中で改善する糧になってくれれば、僕としてはそれで良いと思います。今は落ち込んでいると思いますが、これを経てもっと強くなってほしいと思います。あのまま23号車を抜かないままでいたら、もっと首位との差も広がったでしょうし、うしろから抜かれていた可能性もあったわけですからね。僕としては残念ではありますが、相方の成長も感じられたレースであり、チームがまた強くなり、もっと強くなるだろうと感じられた一戦でした。だから次に向けてはすごくポジティブですね」
ドライバー/小林 利徠斗
「初めてのスタートを担当しましたが、パレードラップからフォーメーションラップの2周でしっかりタイヤを温めることができたと思います。これまでテストではタイヤのウォームアップが課題だったのですが、レースのスタートから抜かれず、むしろ前を詰めていくことができたので、その点は良かったです。その後もペースが良かったですし、自分のクルマのマネージメントもできていました。集団をオーバーテイクして少しレースも落ち着いたので、前を行く23号車に仕掛けようと思ったのですが、最終コーナーで僕がラインを変えて、ブレーキを踏んだところで姿勢を乱してしまって相手をスピンさせてしまいました。クルマも、相手も悪くない、完全に自分のミスでした。23号車にも申し訳なかったですし、自分としても不本意な結果になってしまいました。その後はずっとペースも良かったですし、クルマのポテンシャルの高さを感じていました。好結果が狙えるレースだったのに、こういう結果になり悔しいです。次戦はまた違ったレースにしたいと思います」
監督/立川 祐路
「序盤の接触については、若さが出てしまいましたね。接触してしまった23号車に対して申し訳ないことをしてしまいました。完全にこちらが悪かったと思います。もちろん小林選手については、ミスは仕方がないところはありますが、チャレンジした結果ですし、誰しもが通る道だと思っています。これを糧に、今後に活かせるようにしなければいけません。その後も走り続け、クルマ自体の調子も良かったですし、大湯選手のペースも良かったので、最後まで追い上げれば上位に戻ることもできると思っていたのですが、接触の影響でダメージが大きくなり、走り続けることができなくなってしまいました。その点は非常に残念ですね。ただ今季の調子は良いので、チーム一丸となって、第4戦で取り返しにいきたいと思います。応援ありがとうございました」
